ドラマ撮影現場の緊張感

準備を整え、いよいよ撮影開始です。
「いきますか!よーい、スタート!」

先生役「くすのき…きょう、くすのき休みか。じゃあ代わりに…」
生徒役「先生!リアナいますけど」
先生役「お前おったとや!」

役者のハヤトさん「さっき言ってた“悪乗り”みたいなニュアンスのお芝居がいいですか?」
小倉裕一監督「なんか、生徒に近い先生のイメージはあるかな」

ショートドラマとは言え、現場には緊張感が漂っています。監督は演技指導をしながら、納得のいくシーンが撮れるまで、撮影を繰り返します。この日は、20秒ほどの短いシーンの撮影に約1時間かかりました。
スマホ縦画面ならではの撮影

ショートドラマでは、カメラワークも通常とは異なり、一眼レフカメラを縦向きに構えて撮影します。

カメラマン「ドラマ特有の画のつながり、切り返した時の手の動きのずれとかを気にしておかないと。(縦型は)情報が少ないので。寝不足の時はすぐフレームアウトしちゃって。気を付けておかないと」

縦長画角の難しさや、短い時間の中での表現方法…監督は絵コンテで入念にイメージして撮影に臨んでいるといいます。

Q.撮影の時の“こだわり”はありますか?
福岡ドットコム 小倉裕一監督「一番はやっぱり、お芝居。どれだけ身近に感じてもらうか。『今の言い方、腹立つ』などのアンチコメントも、「いいよね」っていうコメントも全部含めて、(SNSに)打ちたくなるような、書きたくなるような動画を毎日心がけています」