10日に死んだ福岡市動物園の12歳のメスゾウについて市は、解剖結果を明らかにしました。ゾウヘルペスウイルスを発症した時にみられる出血傾向がみられたものの死因の特定にはいたっていない、としています。今後、山口大学と北海道大学に採取した臓器などを送り、さらに詳しい検査を実施するということです。
消化管の粘膜などから出血

福岡市は、10日に死んだ福岡市動物園の12歳のメスのゾウについて、11日にかけて獣医師立ち会いのもと解剖を実施しました。
市によると、心臓の内膜や胃・大腸などの消化管の粘膜、外陰部の粘膜などにゾウヘルペスウイルスを発症した時にみられる出血傾向が確認されたということです。
ただ、死因の特定にはいたっていないとしています。