「長期にわたって警戒を」

防災心理学が専門の九州大学・杉山高志准教授は「南海トラフ地震臨時情報」への対応を研究しています。

国の被害想定で最も高い最大34.4メートルの津波が押し寄せると想定されている高知県黒潮町で住民の避難支援などに当たるなど各地の自治体と連携して事前の備えに取り組んでいます。

九州大学・杉山高志 准教授(防災心理学)
「気象情報における警報と同じようなものというふうに受け取られがちなんですけれども、実はそうではありません。この臨時情報は例えば1週間程度警戒を続けてくださいといった形で、かなり長期間にわたって警戒すべきであるということを伝える情報です」
南海トラフ地震臨時情報が出た後、マグニチュード8以上の地震が発生したと評価された場合は「巨大地震警戒」。
マグニチュード7以上の地震が発生した場合や通常とは異なるプレートの動きが観測された場合は、「巨大地震注意」が発表されます。
今回出た「巨大地震注意」とはどのような情報なのでしょうか。