夏に増える皮膚炎

熱中症の他にも夏に増える症状があります。診察を受けていたのは4歳の柴犬。
耳や身体を長時間掻いたり、肉球を噛んだりしていたことから受診しました。

飼い主「ずーっとこの辺を掻いているんです。毛がなくなってしまったり、傷がついたりしてしまって。お腹も後ろ足でかきかきして地肌が見えてしまって」

この症状は「マラセチア性皮膚炎」と呼ばれるもので、カビなどによって皮膚が炎症を起こしかゆみや赤みが出るものです。

気温や湿度の高い夏場のほか季節の変わり目にも症状が出るケースが多く、1週間で40~50匹ほどが「マラセチア性皮膚炎」の疑いで受診することもあるそうです。

こまめに様子を確認して

リライフアニマルクリニック 徳永秀院長「受診するのは、柴犬さんということがすごく多いと感じます。あとは短頭種といわれる人気のあるフレンチブルドッグさんとかパグちゃんとかですね、そういった子たちも皮膚がかなり敏感な子が多いので」

熱中症や皮膚炎などイヌにもさまざまな症状が現れやすくなる夏。
こまめに様子を確認することが愛犬を守ることにつながります。