教員同士の「情報共有」が必須

チーム担任制を行う上で重要なのは、情報共有です。
放課後などを利用して、生徒の様子などを報告し合うことで、問題の見落としを防いだり、指導内容を相談したりしています。
城西中学校では教員同士が職員室でコミュニケーションを取りやすいように、2024年度からどこに座ってもよいフリーアドレスにしました。

岡崎知里 教諭
「細かな情報共有にものすごく時間がかかるので、そこが難しいかな。試行錯誤という感じです」
西田淳一校長は「チーム担任制を導入はチャレンジだった」と話します。

西田淳一 校長
「思い切った改革は、やっぱり勇気がいります。職員の理解、保護者の理解、生徒の理解も必要です。1人の担任だけが見ていた時は、その子のよさであったり悩んでいることを、どうしても見落としてしまったりということもありました。複数の目で見ることで、その子のいろいろなよさを発見したり、それぞれの先生のよさが子供に行き渡るようになって、非常に手応えを感じました」