クラス担任を1人に固定せずに、複数の教員がローテーションで担う「チーム担任制」が福岡市の中学校でも始まっています。
教員の業務負担が軽減できるほか、複数の教員で生徒の情報を共有することで、きめ細かい指導ができるなどの効果が期待されています。
4クラスを教員7人、3クラスを5人で担当

福岡市城南区の城西中学校(生徒数701人)は1学年に7クラスずつあり、教員は44人います。
教員1年目の星野智香先生(22歳)です。

星野智香 教諭
「全員提出になっているから、絶対持ってきてね。3人しか持ってきてないから。いいですか?」
生徒たち「はーい」

生徒
「美人です。あと面白いです」

「相談しやすくて頼りやすいなと思います」「年齢が近いからいい」

ホームルームでの生活指導など担任業務を行っていますが、このクラスの担任…というわけではありません。

城西中学校ではクラス担任を1人に固定する「固定担任制」を廃止し、2024年度から「チーム担任制」を導入しました。
2年生は7クラスを2つのグループに分け、4クラスを7人、3クラスを5人の教員が担当しています。


担任の業務を行う「メインティーチャー(MT)」と、副担任の業務を行う「サポートティーチャー(ST)」は1週間ごとに交代します。

生徒
「毎週毎週、誰が来るかワクワクします」

「新鮮な感じもあって楽しいし、いろんな先生と交流できるから去年と違うような学校生活が楽しいです」