博多駅前の路上で元交際相手の女性につきまとったうえ包丁で刺して殺害したとされる男の裁判員裁判。きょう、判決が言い渡されます。

元交際相手の女性を殺害した罪などで起訴

起訴状などによりますと、元飲食店従業員の寺内進被告(32歳)は去年1月、ストーカー規制法に基づく「禁止命令」を受けていたにも関わらず、元交際相手の川野美樹さん(当時38歳)を待ち伏せしてつきまとったうえ、胸や頭などを包丁で複数回突き刺し、殺害したなどとされています。

寺内被告は6月17日の初公判で、「刺したことは間違いないが待ち伏せしたことは違う」と起訴内容を一部否認しました。

弁護側も殺人と銃刀法違反については争わない姿勢を示す一方、ストーカー規制法違反については無罪を主張していて、事件当日に「待ち伏せ」や「つきまとい」があったのかが争点となっています。