◆よい睡眠、とれていますか?

男性「冷房切れたら目が覚めます。寝苦しいですね」
女性「寝たり起きたり、その日によるね。昨日は4回か5回ぐらい目が覚めて」
寝付きが悪かったり、途中で目が覚めたりすることによる夏の不眠。福岡市中央区にある睡眠専門クリニックの山口祐司院長は、「体温調節」が解消のポイントだと話します。

福岡浦添クリニック 山口祐司院長「人間は夜になると体温が下がってくるんですね、それによって睡眠へ誘導されるんです。高温環境になるとできなくなって、寝付きが悪くなるんですね」
◆寝つきをよくするコツ

対策として、寝る直前に、32度ぐらいのかなりぬるめのお湯でお風呂に入るかシャワーを浴びるかして、体温を下げるとスムーズに眠りにつけるといいます(※冷水はNG)。
また、枕の上に冷却剤を置いて頭を冷やすことや、通気性と吸水性に優れた綿や麻のパジャマなどを着ること、体の周りの空気を循環させるために、手足を伸ばした姿勢で寝ることも効果的だそうです。さらに、寝室の温度も重要です。


◆眠りを快適にする寝具選び
一方、福岡市天神の寝具店でも聞いてみました。

ニシカワネムリウム福岡三越 鈴木菜穂美さん「日本の夏は湿度が高いので、体のベタつきとか。温度が暑くても、湿度を抑えられれば感じ方が変わるのがポイント」


ニシカワネムリウム福岡三越 鈴木菜穂美さん「眠入りも寝起きの気持ちも全然変わってくると思うので、テンションアップじゃないけど、気持ちよくお休みになって朝元気に起きるというためにも、大事な寝具になると思います」

福岡市では4年前の8月に30・5℃の最低気温を観測。これは全国の都道府県庁所在地で最も高い記録です。この夏、すでに40日を超えた、最低気温が25℃以上の熱帯夜もまだまだ続くと予想されます。快適な睡眠へいざなう様々な工夫で、夏を乗り切りましょう。
