急な発熱などの体調不良で学校や保育園などに行けない子どもを病院や保育所へ一時的に預ける「病児保育」は、共働きの親にとって、非常に役に立つ制度です。
一方で、仕事などのため保護者が子供をすぐに迎えに行けず病児を受け入れる保育施設に連れて行くことが難しいケースもあります。
こうした状況を解決しようと病児保育室の職員が体調不良の子供をタクシーで迎えに行くサービスが10日、福岡県宗像市で始まりました。県内では、初の取り組みです。
急な病児のお迎え…職場離れるか、親族に頼るか…

福岡県宗像市の平等寺保育園です。この保育園では子供が38℃以上の熱を出した場合、保護者に連絡して迎えに来てもらいます。
これまでは有休などを使って職場を離れる人や迎えにいけない場合親族に頼る人も少なくなかったといいます。

園児の保護者「今から出勤します。幸い理解がある職場なので『ごめんね』みたいな感じで抜けている」

園児の保護者「休んでいました。それか早退するか…。子供が心配な気持ちと職場にて申し訳ない気持ちと複雑な気持ちで過ごしていた」