広島市の安佐動物公園は、野生のクマが出没したため10月末から閉鎖していた西園の見学を9日から再開します。
安佐動物公園の西園では、10月28日夜、ピクニック広場に設置していた監視カメラが野生のツキノワグマの親子の姿をとらえました。人的な被害などは発生しませんでしたが、西園は安全確保のため10月31日から閉鎖されています。
安佐動物公園によりますと、その後、園内の監視カメラには野生のクマが映っておらず、周辺でクマが出没したという情報はないため、9日午前9時の営業開始と同時に西園を開園。レッサーパンダやコウノトリ、シフゾウなどの見学を再開するということです。
安佐動物公園は「来園者から『まだですか』といった問い合わせが相次いでいましたが、やっと見ていただける状態になりました」と話しています。