自転車のヘルメット着用は今年4月から努力義務化されています。着用する重要性や最新のヘルメット事情について取材しました。
「自転車に乗る際のヘルメットの着用が努力義務になりましたので、ぜひ着用してください」。通行人に声を声をかけるのは、プロの自転車ロードチームの選手です。そして、“交通事故なし”にかけて、ナシも配りました。

啓発チラシとともに果物のナシを配布。広島県警はイベントなどを通じて、ヘルメットの着用を懸命に呼びかけています。
ヴィクトワール広島 中村圭佑選手
「普段、公道で練習しているボクらがヘルメットを被ったり啓発活動をしたりすることで、一般の人たちがヘルメットを被りやすくなるような活動ができたら」
広島県内では、自転車の死亡事故が相次いでいます。世羅町では9月26日、自転車と軽乗用車が衝突する事故があり、自転車に乗っていた70歳の男性が死亡。また10月12日には、広島市佐伯区で自転車に乗っていた47歳の男性が転倒し、死亡しました。
警察によりますと、2人とも頭を強く打って亡くなりましたが、ヘルメットは被っていなかったとみられています。