10月1日、広島県大竹市で発生した断水についてです。まだ暑い時期でしたが、大半の世帯で水道の水が止まり、大きな影響が出ました。原因となった水道管の老朽化は全国的な課題で、水道料金と切っても切れない問題でもあります。暮らしに欠かせない水道をどう守っていけばいいのか、考えます。

断水が発生したのは10月1日の未明。日曜日の市民生活を直撃しました。

大竹市民
「もうね、けさ私が起きたのが4時ですから、4時にはたまった水が少し出た。だけど、いつもより勢いがなかったから、おかしいな、故障したのかなと思って」

大竹市の全世帯のおよそ75%にあたる9000世帯が断水。臨時の給水所には長い列が出来ました。

大竹市民
「ご飯はもうある物、もう水を使わない、お皿とか洗わないで済むような物にしました」

その日の夜には断水は解消されましたが、影響はほぼ丸1日続きました。

この大規模な断水をもたらしたのは、水道管の老朽化です。「基幹管路」と呼ばれる大元の配水管が朽ちて、漏水したのが原因でした。