「妻とともに再び世のため人のために尽くす人生を」地元の法廷で新たにした決意

(克行氏)
「きょうで受刑が始まって624日になります。毎日、自らと向き合い、懸命に罪を償おうとしてきました。今回、広島にこういう形で帰ってきて証言させていただくことで、1日も早く出所してお詫びに歩かせていただきたい。多くの方への責任を果たし続けるため、妻・案里とともに再び世のため人のため、国家のために尽くす人生を貫きたいという決意を新たにしました。証言の機会をくれた裁判長や、広島に来るにあたり格段の配慮をいただいた法務省に感謝します」
閉廷すると、克行氏が証言台から立つ前に傍聴人の退出が指示されたため、克行氏の表情をうかがうことはできませんでした。
この裁判所の対応は、被告人らの弁護人から、裁判所に要請したということです。

広島地裁は、「法廷警察権に基づき裁判体が、傍聴人がいない状況で証人および被告人を入退廷させると判断した」としています。