4年前の参議院選挙をめぐる大規模買収事件の被買収側の裁判で、実刑判決が確定している 河井克行 元法務大臣が7月6日と7日に再び、証人として出廷しました。

6月、元広島市議の 藤田博之 被告の証人として出廷したときと同じように、傍聴人が廷内に入ることを許可されたときには、すでに克行氏が証言台の前に座っていました。

裁判長から「名前は何ですか」と聞かれると「河井克行です」と大きな声ではっきりと答えた克行氏。1つひとつの質問にゆっくり、淡々と答えていきました。

証人として出廷したのは、6日に開かれた広島市議の 三宅正明 被告と元広島市議の 伊藤昭善 被告、7日に開かれた広島市議の 木山徳和 被告と元広島市議の 谷口修 被告の公判です。

4人の担当弁護人は同じで、それぞれ公判を併合して証人尋問が行われました。

弁護人からの質問では、現金を配るに至った経緯が説明されました。