ロシアによる侵攻が続くウクライナの隣国、ポーランドの外務大臣が、平和公園を訪れました。
ポーランドでウクライナ支援に当たっている ズビグニェフ・ラウ 外相は、滝川卓男 館長の案内で、原爆資料館を見学しました。

原爆資料館 滝川卓男 館長
「こちらの建物は当時、小学校の建物でした」

ラウ外相は、滝川館長の説明を聞きながら展示に見入っていました。 このあと原爆慰霊碑を訪れ、花輪を捧げました。

ポーランド外務省は難民問題など、ロシアの侵攻を受けた隣国ウクライナの支援に当たっています。ラウ外相は、原爆資料館で一番、心に残ったのは、亡くなった子どもたちの衣服だったと話しました。
ポーランド ズビグニェフ・ラウ外相
「どの戦争もそうだが、特に子どもたちの苦しみは心に響く」

また、「わたしたちは平和のために戦わなければならないし、次の世代のためにも平和であるよう戦わなければならない」と語りました。
ラウ外相は、9日に来日して林外務大臣と会談し、12日はポーランド側の希望で広島市を訪れたということです。