明治安田生命J1リーグ第5節。19日、柏レイソルと戦ったサンフレッチェ広島。今季最多のサポーターの前でリーグ戦 2連勝です。
前節のガンバ戦で決勝ゴールの 満田誠 を右サイドで、左サイドにはアビスパから移籍してきた 志知孝明 をリーグ戦で初めてスタメン起用したレイソル戦。
その志知は、序盤から積極的に仕掛けます。前半16分には志知のクロスから決定的なチャンスが訪れますが、東俊希 のシュートは枠をとらえることができません。
0対0のまま迎えた後半。主導権を握るサンフレッチェは、途中から満田をトップ下に置き、得点を狙いに行きます。ベンカリファのヒールパスから満田がシュートも…、キーパーの好セーブに阻まれます。
ゲームが動いたのは、後半37分でした。中央で満田が粘りに粘って、この位置でパスを受けたディフェンダーの 塩谷司 がドリブル。そして、フェイントからの左足! 待望の先制点をマークします。
サンフレッチェ広島 塩谷司 選手
「振りぬけば、何か起こるんじゃないかなと思っていましたし、ディフェンスに当たってラッキーな形でゴールになりましたけど、何が何でも勝つんだという思いがゴールにつながった」
その後は、今季最多1万5000人を超えるサンフレ・ファミリーの前で身体を張り続けた選手たち。終了間際の強烈なシュートもキーパー・大迫敬介! 日本代表に選ばれた23歳が、ゴールに鍵をかけます。
1対0で逃げ切ったサンフレッチェは、今シーズン初の完封勝利。リーグ戦 2連勝です。
塩谷司 選手
「まだまだ厳しい戦いが続くので、エディオンスタジアムの最後(のシーズン)。みんなで5つ目の星を取れるように一緒に戦っていきましょう」
レジーナ勝利 近賀 初ゴール W杯優勝を知る 38歳キャプテン
WEリーグ8位のレジーナも地元勝利へ。前半25分。フリーキックに合わせたのは、キャプテンの近賀ゆかり。ワールドカップ優勝を知る38歳のWEリーグ初ゴールで追いつくと、後半にはゴール前に攻め込み、最後は上野真実が、決勝ゴール! ホームで開幕戦以来、5か月ぶりの白星となりました。
― 今週のサンフレッチェ広島ですが、大迫選手が日本代表の試合へ、チームは日曜日にホームでルヴァンカップの名古屋戦に臨みます。