広島サミットに向けて、警備など重要な無線通信の混信や妨害に備えて、9日、電波を監視する訓練が行われました。

訓練には、中国総合通信局など全国にある総合通信局の職員が参加して行われました。

中国総合通信局の和久屋局長が、「電波監視はサミットの成功を左右する」と訓示しました。

職員が説明
「広島県のテレビの要のような所」

探査機器の訓練では、高さ10メートルのアンテナが設置された機材車を使って電波環境を測定しました。

モニターに映った赤いマークで、どこから電波が出ているのか確認することができます。

こちらは、サミットの会場周辺で使われる小型の探査機器で、迅速に設置する訓練も行われました。

中国総合通信局 園田雄二 電波監理部長
「サミットを通じて、存在感のある電波監視を世界に発信できればと」

最後に、電波妨害を想定した探査訓練も実施されました。

中国総合通信局は、対策本部を設置して、サミット本番に臨むということです。