広島県福山市にある県庁舎で、食堂を利用した複数の人からノロウイルスが検出される食中毒が発生しました。

福山市保健所などによりますと、3日午後4時15分頃、広島県福山庁舎総務事務所から「胃腸炎の症状がある職員が複数おり、庁舎内の食堂を利用している」といった連絡がありました。

1日に食堂を利用した56人のうち、20代から60代の27人に下痢や嘔吐などの症状がみられ、検体調査を実施したところ複数の人からノロウイルスが検出されたということです。

症状がある人たちに共通しているのがこの食堂で提供された食事に限られることなどから、福山市保健所はこの食堂での食事を原因とする食中毒と断定し、7日から食堂を営業禁止処分としています。原因となった食品については調査中だということです。