夜間に飛び込んできた1本の通報

交番での勤務は日中だけではありません。夜間も頻繁にパトロールを実施し、街の安全に目を光らせます。その合間には、専門用語が多く、習得に時間のかかる「書類の作成方法」を学びます。

ある夜、交番に「バイクの騒音」に関する110番通報が入りました。谷川さんは先輩警察官とともに直ちにパトロールカーで現場の緑井駅ロータリーへ急行し、集まっていた少年たちに声をかけます。

谷川さん「いま何歳かいね?」
少年「16です」
谷川さん「学生?」
少年「じゃないです」
谷川さん「じゃない。ごめん。どこで働いとる?」
少年「闇バイトしとるっす」
谷川さん「闇バイトしとるん。それはそれであかんな」

「実際に現場に出ると本当に色々な人がいて、多様な要望がある。それらにしっかり応えなければいけない警察の仕事の大変さを、身をもって実感している」と現場での経験を振り返ります。

直属の上司・和田勉 巡査部長(44)はそんな谷川さんを「とにかく『頑張れ』としか言いようがない。早く力になってな、頼むで」と激励しました。