広島市の松井市長がコメント
広島市の松井一実市長は、森重昭さんの逝去を受けて、コメントを発表しました。全文を掲載します。
森重昭さんの御逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、衷心より哀悼の誠を捧げます。
故人は、被爆の惨状を目の当たりにしながらも、米国を憎むのではなく、原爆で失われた命や遺族の悲しみは日本の人も米国の人も同じという思いを持ち、地道な調査により、日本国内でもほとんど知られていなかった12人の米兵の被爆死の実態を明らかにすることを通じて、戦争や原子爆弾の非人道性を訴え続けてこられました。
平成28年5月には、現職の米国大統領として初めて広島を訪れたオバマ大統領が、その演説の中で故人の活動に触れたことにより、故人のこうした取組が国内外に広く伝わり、同年には菊地寛賞、令和6年には谷本清平和賞を受賞されました。ここに改めて、御生前の御功績に対し、深く敬意を表しますとともに、謹んで御冥福をお祈り申し上げます。
そして、世界情勢が混迷を極める今、故人の遺志を受け継ぎ、被爆者が過去の悲しみに耐え、憎しみを乗り越えて紡ぎ出した、真の世界平和の実現を願う「ヒロシマの心」を世界中に広め、次の世代に伝えるとともに、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けて、全力を尽くすことをお誓い申し上げます。
令和8年(2026年)3月17日
広島市長 松井 一實



































