「あんた左手なかったね」笑い合えるいま

世界で活躍するパラアスリートに成長した白砂さん。ときに厳しくその成長を見守ってきた母・富甲子さんの心境も大きく変わりました。

母・富甲子さん
「最近、腱鞘炎の指の手術してちょっと指が動かなくって。それでペットボトルのキャップが開かなかったんですよ。ちょうど息子がいたんで、『ちょっと開かんけえ』って言ったら『あ、あんた手がなかったね』って言って。それぐらい何でもできるから、ついつい頼んでしまう」

富甲子さんは事故があった当時の自分に伝えたいといいます。

「今は、こうやって笑顔で前向きに生きていけるよ」

白砂さんも力強く語ります。

白砂匠庸さん
「つらい経験もたくさんありますけども、自分の左手の可能性をしっかり伝えていく、本当にありのままの自分を。逆にいまは『どうぞ左手を見てください』っていう思いの方が強いです」