20日、広島県の湯崎 知事は、外来医療のひっ迫を避けるためとして、症状が軽い人を対象に新型コロナの抗原検査キットを無料で配布すると発表しました。

広島県 湯崎英彦 知事
「外来医療のひっ迫をさけるために26日から発熱など症状がある方を対象に抗原定性検査キットを無料配布します」

20日の記者会見で湯崎知事は、県内の感染者数は増加傾向が継続していると指摘しました。そして、外来医療のひっ迫を避けるため、症状が軽い人に対しては26日から抗原検査キットを無料配布することを明らかにしました。

対象は、2歳以上65歳未満で、このうち40歳以上は重症化リスクとなる疾患がない人などとしています。

インターネットで申し込み、最寄りの登録薬局で受け取ることができるということです。

年末年始については、薬局が休業などしていて、キットの受け取りができない場合に限り、自宅への配送もするとしています。

湯崎知事は、「今後、インフルエンザの流行と重なると、外来医療がさらにひっ迫する。そうなる前の対策だ」と説明しました。