広島市安佐南区の不適切な「盛り土」の崩落防止対策で、広島市は、排水管などを設置する工事を12月下旬から始めます。
11月30日に開かれた地元説明会には、広島市や県の担当者らが出席しました。
産廃処分場に隣接する上安町の「盛り土」は、大雨が降って地震が起きると崩落の危険性がありますが、所有者が特定できていません。そのため広島市が所有者に代わって崩落防止工事を実施します。
工事は、▽盛り土内の地下水を排水するため、長さ50メートル・直径4センチの排水管を9本設置。▽また表面から水が入らないよう斜面をシートで覆い、水路を設けます。住民からは、排水効果などに対する不安の声が相次ぎました。
上安産廃から安全安心を守る市民の会 坂本裕事務局長
「災害が起きてから『ここは本当はああすればよかった』という風な結論が出ることがあまりにも多いので。安全安心を先取りするように本当はしていただければと思います」
広島市農林整備課 松本広樹課長
「従前から様々なご不安があるのは承知しておりおりますので、関係課と連携して丁寧に対応したいと考えております」
工事は、12月下旬に始まり、来年3月末に終える予定です。


































