年末年始に向け食品の流通量が増えていくなか、食中毒や商品の不正表示を防ごうと、広島市保健所は1日、事業者への一斉監視を始めました。

広島市の「そごう広島店」には、開店に合わせて、保健所の食品衛生監視員4人が立ち入り検査に訪れました。食品売場で監視員は「生鮮食品が適切な温度で保存されているか」や、「食品にアレルギー表示や賞味期限などが正しく表示されているか」などをチェックしました。

これから冬の時期はノロウイルスの食中毒が多発するということで、保健所は注意を呼びかけています。

広島市保健所 食品指導課 河野菜穂技師
「約8割は調理従事者からの食品汚染が原因とされています。せっけんを用いてしっかり手を洗うこと、従業員の健康状態を確認することが大変重要です」

食品の一斉監視は31日までに、広島市内のおよそ2000か所のスーパーや飲食店などで実施される予定です。