広島市西区の集合住宅で起きた殺人事件で、警察は17日、死亡した女性はこの部屋に住むベトナム国籍の女性で、死因は出血性ショックだと発表しました。警察は捜査本部を立ち上げ、容疑者の行方を捜査しています。

この事件は15日夜、広島市西区中広町の集合住宅の一室で女性が頭から血を流して、仰向けで倒れ、その場で死亡が確認されたものです。

警察は死亡した女性がこの部屋に住むベトナム国籍のグエン・トゥイ・ガーさん(32)だと発表しました。

さらに司法解剖の結果、死因は頭の骨を折ったことなどによる出血性ショックだったと明らかにしました。

捜査関係者によりますと、女性は部屋の台所付近に倒れていて、遺体の頭部周辺だけでなく玄関をはじめ多くの血痕が残されていたということです。

警察は17日、殺人事件として捜査本部を立ち上げ、70人態勢で容疑者の行方を追っています。