三次市で秋の風物詩「霧の海」のシーズンを迎えました。

三次市にある高谷山の展望台です。中国山地の山々に囲まれた盆地全体がすっぽりと濃い霧に覆われ、海のように見えます。三次市中心部は、江の川など3つの川が合流する全国でも珍しい地形で、秋から冬にかけて冷気が水面に流れ込むとこうした「霧の海」が見られます。早朝から訪れた人たちは幻想的な風景を楽しんでいました。

東広島市から来た男性
「いや、もう言葉が出ないですね、きれい過ぎて」

東広島市から来た女性
「いや、もうなんか、雲がすごすぎて、ちょっと『歩けるな』って思いましたね」

地元の人
「このところ気温が下がって、とてもいい霧の海が出るようになりましたからね。気温がまた落ち着いてきたら、その都度出ると思います」

気温がさらに下がると、本格的なシーズンが到来します。現地では10月5日「霧の海開き」というイベントが開かれる予定です。