渡航先のタイで購入した大麻を所持・使用したとして、海上保安大学校(広島県呉市)は25日、22歳の職員2人と23歳の学生1人に対して懲戒処分を実施しました。

海上保安大学校によりますと、3人はことし3月、プライベートで渡航し、滞在していたタイで、共同で購入した大麻を所持・使用したということです。

4月上旬に警察から薬物に関する調査依頼があって発覚しました。

職員2人は停職12ヶ月、学生は停職10ヶ月の懲戒処分をそれぞれ受けましたが、3人とも25日付けで辞職したということです。

海上保安大学校 筒井直樹校長コメント
「この度、海上保安庁の幹部養成機関である当校において、薬物に手を染めるといった許されない非行行為を行う職員及び学生が出たことは大変遺憾であり、国民の皆様からの信頼を著しく失墜させたことを心からお詫び申し上げます。国民の皆様の信頼を取り戻すよう、職員及び学生に対する教育指導を徹底し、再発防止に努めてまいります」