一時期、高騰していたキャベツなどの野菜の価格。最近はお買い得価格で店頭に並ぶようになりました。野菜の値下げでお得ランチを提供する飲食店はほっと一息かと思いきや、厳しい状況が続いているようです。

藤智美記者
「午前6時前です。市場に並んでいるのはたくさんの野菜。これから競りがはじまります」

広島市中央卸売市場に並んでいるのは、たくさんのキャベツやレタス。九州や中国地方などでとれた野菜です。

冬から春にかけては雪が多く、生育不良が原因で、例年に比べ価格は高騰。しかし、春物から夏物に産地が切り替わるこの時期に、気候がよく入荷量が安定したため、全体的に手に取りやすい価格になったと言います。

広印広島青果 坂田博文さん
「4月以降気温の上昇と、適度な雨のおかげで非常に生育が進み、今は価格が従来の形に戻ったと思います」

中でも代表的だったのがキャベツ。去年の夏の猛暑と長く続いた寒さにより、できたキャベツが小ぶりだったことが価格高騰に繋がりました。そのキャベツも今は平年並みの価格に戻ったと言います。

広印広島青果 坂田博文さん
「昨年の冬からずっと特にキャベツが高いという話になっていたが、ちょうど手に取りやすい価格になっているので、いつも以上に野菜を摂取してもらえれば」