県などの官民でつくる任意団体「へいわ創造機構ひろしま」に7日、自動車メーカーのマツダが1億円を寄付しました。

マツダ 毛籠勝弘社長
「広島に育てていただいた企業市民として、広島県が進める平和への取り組みに少しでも貢献していきたい」

県庁でマツダの毛籠勝弘社長は、湯崎知事に寄付金の目録を手渡しました。毛籠社長は「今年は原爆投下から80年の節目の年で、広島がこれまで以上に平和の大切さを発信し続けることを願っている」と述べました。

湯崎知事は「核兵器のない平和な世界の実現に向けて、しっかり取り組みたい」と話しました。

寄付金は、核抑止からの脱却についての研究など「へいわ創造機構ひろしま」の活動資金として役立てられるということです。

マツダ 毛籠勝弘社長
「核兵器廃絶、平和を広く訴えていく、そういうことを世代を脈々とつないでいくような活動に資金を有効に使っていただけると思っているし、今回は趣旨に賛同させていただいた」

「へいわ創造機構ひろしま」は今年11月、一般社団法人に移行する予定です。