20日、ドラフト会議に出席し、大役を果たしたカープの新井貴浩 新監督の著作などの展示が、広島県立図書館で始まりました。

小林康秀キャスター
「県立図書館にやってきました。こちらが、新井新監督就任を記念したコーナーです。新聞記事や写真集など並べられています」


カープが優勝したときなどにも企画展示がされてきましたが、監督就任を祝う展示は初めてです。展示にはこんなものも…。


小林康秀キャスター
「文集ですが、新井さんが小学2年生のときに描いた作文『マラソン』が収録されているということです」

「文集ひろしま」は、広島市内の小学生が応募した中から優秀な作文を集めて毎年、発刊されているもので、1985年の文集に当時、小学2年の「あらいたかひろくん」の作文が選ばれています。題名は「マラソン」です。


(文集より)
「きのう、しみんきゅうじょうからかえった。タクシーじゃなくて はしってかえった。おとうさんが、『ここからはしってかえろう』といった。ぼくは『えっ。』といった。マラソンでかえるのだ。」


市民球場から帰り道、およそ1キロの道のりをお父さんと走って競争することになった新井少年…。ラストスパートでお父さんに勝った新井少年は、家で待っていたお母さんに「すごいね」と言ってもらいます。

(文集より)
「おとうさんが、『たかひろもなかなかはやかった』といった。ぼくは『えっへん。』といって、みんなにじまんしたくなった。」


小林康秀キャスター
「最後の『えっへん』がいいですね。最後に評論が書いてあるんですが、『えっへん』と自慢したくなった新井くん、かっこいいです、と」

そして、「素直にどんどん書いたよい作文です」と評価されていました。この文集は貸し出しはできませんが、図書館で閲覧することができます。


県立広島図書館 茅野春菜 司書
「館全体だと500冊以上のカープに関する本があるので、ぜひ新井監督の展示を見たいという気持ちをきっかけに県立図書館に来ていただけたらいいなと思います」

県立広島図書館の資料展示「新井さんおかえり~祝!新監督就任~」は11月27日までの予定です。