カナダ海軍の艦船が21日朝、3年ぶりに海上自衛隊・呉基地(広島・呉市)に寄港しました。


寺岡俊 記者
「午前10時前です。カナダ海軍の艦船が呉基地に到着しました」


呉基地に寄港したのは、カナダ海軍のフリゲート艦「バンクーバー」と「ウィニペグ」の2隻です。カナダ艦船の呉基地への寄港は、新型コロナの影響で3年ぶりとなりました。


カナダ海軍は、北朝鮮籍の船舶による違法な洋上での物資の積み替えなどを取り締まっています。


また、バンクーバーは、中国が台湾に対する圧力を強める中、先月、アメリカ海軍とともに台湾海峡を通過した艦船です。


バンクーバー ケビン・ホワイトサイド艦長
「 (台湾海峡通過で)危険はなかった」


台湾海峡通過時に特に危険は感じなかったとし、ホワイトサイド艦長は、「自由で開かれたインド・太平洋を守るため、協力していきたい」と話しました。


カナダ艦船2隻は、24日まで呉基地に滞在し、隊員の休養や物資の補給をするということです。