一時は“猛烈な勢力”台風18号 ほとんど停滞で長く台湾周辺に

2日夜現在、台風18号は台湾近くの南シナ海にあってほとんど停滞しています。一時は猛烈な勢力まで発達した台風18号は、発達のピークは過ぎたものの、まだ非常に強い勢力となっています。
気象庁(JMA)


台風18号はこのあとも動きは非常に遅くほとんど同じような場所に停滞する予想で、台湾にかなり接近または上陸する可能性が高くなっています。勢力は次第に衰えて4日(金)には熱帯低気圧へと変わる予想です。

台風の進路は上空の風の流れによって大きく左右されますが、現在、台風18号の周辺には、台風を押し流すような風が吹いていないため、動きは非常にゆっくりとなっています。


このあとも台風を押し流すような上空の風はなく、台風は台湾付近でとどまるような形となる見込みです。「台湾にかなり接近または上陸する」、「動きが非常に遅い」、これが急速に衰えて熱帯低気圧になることに大きくかかわっているとみられます。