プロ野球ドラフト会議に向けて、“次なる若鯉”、どんな選手にターゲットを絞っているのか―。

8月24日(土)、広島カープのスカウト会議があった。スカウト直撃インタビューを試みた。また、“ことしのドラフトの目玉” とも呼び声高い、あの高校球児に密着取材も…

広島カープ 白武佳久 スカウト統括部長
「きょうの会議は高校生の “最終評価” ということで、だいたい20名ぐらいなんですけど、“ランク付け” をしたっていう感じですね」

2か月後に迫ったことしのドラフト会議に向けて、まず話を聞かせてくれたのは、北関東・北信越地区を担当する 髙山健一 スカウト。リストアップした選手の中には、夏の甲子園で広陵高校を破った、あの大型左腕の名前も…

広島カープ 髙山健一 スカウト
「東海大相模の 藤田琉生(りゅうせい)くんなんかは甲子園でああいうアピールできたので、ちょっと楽しみながら。体もありますよね。下半身を使っている投げ方というよりはという感じなんで、もっと柔軟性が出てきたらどうかなっていう。まだまだ伸びしろを感じる、この中の1人かなと」

ドラフト注目の高校生は誰なのか。“神ってる男”・鈴木誠也 のスカウトも過去に担当していた 尾形佳紀 スカウトに聞きました。

広島カープ 尾形佳紀 スカウト
「ぼくのところでやっぱり一番評価が高いのは、石塚裕惺(ゆうせい)くんですね、花咲徳栄高校の。はい。右投げ・右打ちの大型内野手ということで、すごくずっと期待していたんですけど。甲子園では1回戦で負けちゃって、あんまり結果も出なかったんですけど、評価的には全然変わらないので。バッティングだけじゃなくて、守備でもすごくいいいところ、肩の強さとか守備範囲の広さとか、そういうところもあらためていいなと思えたので」

まだ、取材しています。小園海斗 や 末包昇大 など、ことしのカープを引っ張る、若き主力選手を担当していた 鞘師智也 スカウト。関西地区担当の鞘師さんが注目選手に挙げたのは、報徳学園の 今朝丸裕喜(けさまる・ゆうき) 投手―。

188センチの長身から投げ下ろす最速151キロのストレートを武器に、チームを春のセンバツ準優勝に導いた右ピッチャーです。

広島カープ 鞘師智也 スカウト
「アベレージの球威とかも上がっていますし、年間通して基本的にはいいピッチングしていたので、将来性って考えたら特に問題ないと思ったし、よりレベルアップしているなと思いました。うちで言う 森下(暢仁)みたいなピッチャーになってくれたらいいんじゃないかなと思いますけど」