広島県竹原市の山の中でクマの死骸が見つかりました。子グマとみられ、親グマなどが近くにいる可能性もあることから警察などが周辺住民に注意を呼びかけています。
竹原市や警察によりますと、きょう(28日)未明、竹原市田万里町の新幹線のトンネル付近で、線路を点検作業中のJR職員がクマの死骸を見つけ、市や警察に通報しました。

市役所の職員が現場で確認したところ、体長はおよそ1メートルあり、死骸はその後焼却処分されたということです。
猟友会から、死骸は子グマで、親グマがまだ近くにいる可能性があるという指摘があったことから、警察は付近をパトロールし、周辺の住民に注意を呼びかけているということです。
竹原市では明確な統計はとっていないということですが、市内でここ数年、クマの目撃情報はなかったということです。

県内では先月、呉市で初めて確認されるなど、クマの生息域が拡大しています。