津波などの災害が発生した際、地域住民が米軍基地の中を通って高台に避難することを想定した訓練が先月30日、北谷町で行われました。
この避難訓練は北谷町が米軍の協力を得て毎年実施しているもので、海抜2メートルの同町北前区の住民ら合わせて68人が参加しました。
訓練では米軍「キャンプ瑞慶覧」の北前ゲートから基地内の海抜60メートルにある海軍病院ゲートまで約1.6キロを歩いて避難します。
北谷町と米軍は、津波などの災害時に住民や観光客らが嘉手納基地の中を通って避難できる協定を2014年に結んでいて、参加者は20分ほ実際の経路を歩きながら、避難にかかる所要時間を体験していました。
今年7月に県内に津波注意報が発表された時にもゲートが開放されたということで、北谷町では今後もこうした訓練を継続して実施したいとしています。








