家庭の廃プラスチックを油の状態に熱分解し、リサイクルする実証実験が大分県国東市で始まります。
国東市役所でENEOSホールディングスの長沼亨未来事業推進部長と松井市長が「ケミカルリサイクル」の共同研究契約を交わしました。「ケミカルリサイクル」は廃プラスチックを熱分解することで、石油化学原料として再利用する技術です。すでに事業レベルでは活用が進んでいますが、自治体単位で家庭ごみを原料にするのは国内で初めてです。
(ENEOSホールディングス・長沼亨未来事業推進部長)「実際の事業化に向けてはまだまだハードルがたくさんあります。第一歩がないと事業化はありえませんので多少の手間はかかりますが、ご協力いただきたい」

今回の共同研究では2月7日から国東市内の2地区で家庭のプラごみを回収し、実現性や経済合理性などを検証する方針です。