全国で催眠剤を使った性犯罪が発生する中、薬物を混ぜた酒を飲まされていないか、数分で判定できる検査キットを大分県警が新たに導入することになりました。

(八尋記者)「新しく導入された検査キットでは、睡眠薬などの反応が出ればラインが表示され、事件の早期解決に期待ができます」

検査キットは睡眠薬などを飲み物に混入し、相手の抵抗力や意識を失わせて犯行に及ぶ「デート・レイプ・ドラッグ」が全国で増加していることを受けて、県警察本部が1日から導入するものです。

従来の検査方法では、結果が出るまで1週間程度かかっていました。新しいキットはこれまで同様に被害者の尿を調べますが、薬物が含まれているか、数分で判明します。

警察庁によりますと睡眠薬などを使った性犯罪は2020年からの3年間、全国で171件摘発されています。