パソコンのウイルス除去名目で大分市内の63歳の男性がおよそ15万円分の電子マネーをだまし取られ、警察が詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと1月28日、男性が自宅のパソコンでインターネットを閲覧中に、画面に「トロイの木馬が検知されました。この番号に連絡ください」などと表示されました。男性が画面に表示された「050」から始まる電話番号に架電したところ、片言の日本語を話す男から「ウイルスに感染しています。除去し、セキュリティソフトを入れる必要があります」と言われ、ソフト代を電子マネーで支払うよう指示されました。
男性は指示されるままコンビニで電子マネーカードを購入し、利用番号を伝えましたが「金額が違う」「時間切れになった」などと言われ、3回にわたり合わせて14万9800円分の電子マネーカードを購入し、利用コードを伝えたものです。
男性の話をきいた家族が不審に思い、30日警察に相談し調べたところ、詐欺の被害にあったことが分かりました。
警察は電子マネーでの支払いは詐欺を疑い、必ず家族や知人、警察に相談するよう呼びかけています。