「動画の未納料金名目」で、大分市内の60代男性が電子マネー80万円分の特殊詐欺被害にあったことがわかり、警察が捜査しています。
警察によりますと、11月13日夕方、大分市内に住む60代男性のスマートフォンに国際電話とみられる「1844」から始まる番号から電話がありました。そして、男の声で「動画の未納料金があるので、電子マネーカードをコンビニで購入して支払ってください」と指示されました。男性は男から指示されるがまま、コンビニで30万円分の電子マネーカードを購入し、電話で利用番号を伝えました。
翌14日、さらに「未納料金がある」と電話があり、コンビニで購入した50万円分の電子マネーカードの利用番号を伝え、合わせて80万円分の利用権をだまし取られたものです。
この後も再三にわたり、男性に電話があり「通帳の口座番号を教えて下さい」と言われたことに不信感を覚え、警察に相談したところ、詐欺の被害にあったことが分かりました。
警察は見慣れない電話番号やメールなどで現金や電子マネーの支払いを要求された場合は詐欺を疑い、必ず家族や警察に相談するよう呼びかけています。