夏の高校野球大分県大会を前に注目校を紹介。今回は県内の公式戦で無敗で、優勝候補筆頭の明豊です。

新チーム結成以降、大分県内の公式戦で無敗の第1シード・明豊高校。今年のチームは「粘り強く守り勝つ野球」をテーマに2年連続の夏の甲子園出場を目指しています。

(江藤隼希主将)「守備でリズムをつくって攻撃にいかせれば自分たちの持ち味の野球ができるので守備を大切に。球際でどれだけ執念をだしていけるかを全員の課題としてやってきた」


投手陣を引っ張るのはキャプテンの江藤隼希投手と坂本海斗投手の両サウスポーです。江藤投手はコーナーを丁寧に投げ分け打たせて取るピッチングで守りのリズムをつくります。坂本投手は冬場の走り込みで制球力が安定。伸びのあるストレートとスライダーを織り交ぜ、打者のインコースをつく強気のピッチングで相手バッターを封じます。

(坂本海斗投手)「夏の大会では絶対にピンチが訪れると思うので自分の強気なピッチングで最少失点に抑えて勝利に導きたい」


一方、攻撃陣は今年1月、グラウンド内に作ったウエイトトレーニング施設で筋力を強化、どの打順からも得点が狙えます。中心となるのは宮崎元哉選手。広角に打ち分ける技術と勝負強いバッティングを持ち合わせたチームの大黒柱です。

(宮崎元哉選手)「一打席一打席集中して強いスイングを心がけ自分のバッテイングでチームを勢いづけたい」


また嶽下桃之介選手はスイングスピードが速く、持ち味の長打力で勝利をたぐり寄せます。

(嶽下桃之介選手)「チームが勝つために勝負強いバッティングを自分が一番するべきことなので絶対に自分がランナーを返す気持ちで打席に立ちたい」


今月の関東遠征では栃木の強豪校・作新学院と対戦。3対2で競り勝つなどチームの仕上がりは順調です。

(江藤隼希主将)「2連覇で県大会を勝ちあがって先輩方が成し遂げられなかった全国制覇を夏に達成できるように全員で頑張っていきたい」