■「空気圧の低下は万病の元」自転車の寿命に影響
自転車の走行も注意が必要です。段差や縁石に乗り上げる際、勢いよく「ガツん」と乗り上げるとパンクの原因になってしまいます。速度を落とすほか、段差の手前ではハンドルを持ち上げ、後輪が乗りあげるときは、お尻を浮かせるのも有効なテクニックです。また、なるべく舗装されている道を走行するほか、自転車通行が可能な歩道を使い、異物などを踏まないような走り方をすることも重要です。
充分に気をつけて走行していてもパンクはつきもの。パンクに気づいた時、そのまま走行するのは絶対にNG。専門店まで自転車を押していくほか、引き取りに来てもらうことが大事です。パンクしたまま走ると、チューブや車輪が破損し、パーツごと交換しなければならなくなり手痛い出費となります。
取材に応じてくれた大分市のサイクルショップコダマの児玉憲明社長は「『空気圧の低下は万病のもと』と言われていて、自転車本体の寿命にもつながります。パンクの原因となるだけではなく、ガタガタした状態で走行すると本体に様々な影響をもたらします。適切に空気を補充するだけでも自転車が故障するリスクを約7割減らすことができるので実践してほしい」と話しています。
