■夏場は猛暑でタイヤが破裂するおそれも…
空気が抜けていて「パンクした」と疑う前に虫ゴムのチェックも。虫ゴムはタイヤについている空気を入れるバルブの内側に入っているパーツで、空気漏れを防ぐものです。ゴムの劣化により空気が抜けるケースもよく見られます。さらに夏場は高温でゴムが溶けやすくなるということです。最近トラブルに見舞われた筆者も、この虫ゴムの劣化が原因でした。
虫ゴムの確認は簡単にでき、目視で穴が開いているかわかります。値段も300円程度なので古くなったら新しいものに交換するのがおすすめです。


パンクを防ぐ対策はとにかく「空気を入れる」ことに尽きます。実はタイヤやチューブのゴムは薄いため、ごくわずかですが、空気が自然に抜けるといいます。パンパンに膨らませた風船を放置していると萎んでいく現象と同じです。自転車を使わずに放置していても3か月程度でタイヤがペチャンコになるそうです。
このため少なくとも「半月に1回」空気を入れることが大事。空気の量はタイヤを指で力強く押し、少しへこむ程度が目安です。
夏場の「空気入れ」は特に注意が必要です。空気は熱で温められると、体積が大きくなります。さらに路面温度の上昇で、空気はさらに膨張します。このため空気の入れすぎでタイヤが破裂する危険性もあるといいます。