大分県九重町の小学校で専門家を招いた防災教室が行われ、子どもたちが避難所の開設や炊き出しなどを体験しました。

この防災教室は普段の避難訓練に加えてより実践的な災害への備えについて学んでもらおうと、九重町立野上小学校が初めて開催しました。ゲストとして防災教育コーディネーターの吉田亮一さんが招かれ、東日本大震災の際の体験や避難のポイントなどを児童や地域の人に講演しました。教室ではまた地震の発生を想定して高学年の児童がグループで協力し、避難所の開設やアルファー米の炊き出しなどを体験しました。

(児童)「実践練習がとてもよい経験になりました」「ひとりひとりの状況に応じた避難場所を作れるようになりたいと思いました」

野上小学校は15日に町内の学校やこども園を対象とした訓練にも参加し、災害に備える意識を高めることにしています。