(岩崎院長)「魚の南蛮漬けをイメージされるんですかね。まず溶けることはありえません」

「土用の丑の日」前後は特に注意 魚はすべて引っ掛かりやすい

岩崎院長だけでも、年間10件程度の扱いがあるということで、特に夏場の「土用の丑の日」前後は患者が目立ち、ウナギの小骨が喉に刺さったり、絡みついたりしているということです。

(岩崎院長)「ウナギは小骨が多く、アジやイワシの骨も引っ掛かる人が多いですが、魚の骨はすべて引っ掛かるおそれがあると考えてください。骨であれば鳥でも牛でも何でも引っ掛かります。」

化膿し感染症のおそれも 特に子どもや高齢者には家族が注意を

そして患者として目立つのは子どもや高齢者。子どもは扁桃腺に刺さり、
また、高齢者は入れ歯の方が比較的多く、骨をかみ砕いたと思って飲み込み、刺さったりするケースがあるということです。

さらにそのままにしておくと、化膿して感染症を引き起こすこともあるということで、岩崎院長は子どもや高齢者が魚を食べる前に、家族が気をつけて骨を取り除いてあげるよう呼びかけています。

岩崎院長にお話を伺いながら、のどに骨が刺さった時は正しい対処法をしなければとしみじみ思いました。

痛い思いをしないように、魚を召し上がるときは十分、骨に気をつけてください。

刺さると本当に辛いです。