大分県内で1日、新型コロナウイルスに感染が確認されたのは145人で、陽性者数の減少傾向が続いていることから県は感染レベルを1に引き下げました。

感染が確認された145人の年代別では0歳が1人、1~4歳が7人、5~9歳が17人、10代が21人、20代が12人、30代が20人、40代が24人、50代が16人、60~64歳が6人、65~69歳が10人、70代が8人、80代が1人、90歳以上が2人です。

新たなクラスターは1件で、臼杵市の高齢者施設で発生。保健所への報告対象となる重症化リスクの高い人は31人で、80代の患者1人の死亡が発表されています。1日の感染者は43日連続で前の週の同じ曜日を下回り減少傾向が続いています。

(広瀬知事)「(病床使用率が)12.5%なので、これはレベル1でいいだろうと」

こうした状況を受けて県は1日、新型コロナ対策本部会議を開き、感染のレベルを2から1の「小康期」に引き下げることを決めました。これに伴って宿泊療養施設は1日から大分市内に1棟のみの体制となります。また、マスクについては国の見直しに準じて県でも3月13日から個人の判断に委ねることにしました。

ただし、学校では3月末までは従来通りメリハリのあるマスク着用を実施し、4月1日からは基本的に着用を求めないということです。県は混雑した場所などは着用を推奨するとともに、着脱を強いることなく個人の主体的な判断を尊重するよう呼びかけています。