新型コロナの陽性者を対象に大分県が行った後遺症の調査で、感染後1年経っても約2割の人が後遺症とみられる症状を感じていることがわかりました。
(県福祉保健部・藤内修二理事)「他の病気にはない後遺症が比較的高頻度に現れるというのがこの新型コロナの特徴の一つと言える」
大分県が去年秋に新型コロナの感染経験者およそ2100人を対象に行ったアンケート調査では752人から回答がありました。その結果、後遺症とみられる症状が感染から3か月時点では29.1パーセント、6か月で21.5パーセント、1年で19.3パーセントに残っていることがわかりました。
症状は咳や倦怠感痰などが多く、不眠や集中力の低下などもみられています。県は感染予防を呼びかけるとともに、後遺症を診療する医療機関名を県のホームページ上に公開しています。