去年11月に大規模な火災に見舞われた大分市佐賀関の神社で25日、春の大祭が行われ、神輿が被災地を練り歩きました。

およそ1300年の歴史を持つ大分市佐賀関の椎根津彦神社では毎年4月24、25日の2日間に春の大祭を開いています。神社で行われた神事では、宮司が地域の安寧と火災からの復興を祈願しました。このあと、白装束に身を包んだ氏子らの手で神輿が被災した地域を巡行。25日は、火災により通行止めが続いている田中地区の道路も一部で制限が解除されました。

(大倉三奈記者)「太鼓や笛の音が鳴り響く中、街の人たちが神輿を担いで街を練り歩き活気が感じられます」

神輿は途中の御旅所で2台の山車と合流し、住民の笑顔に包まれながら賑やかなお囃子とともに港町を巡りました。

(住民)「悲しい出来事があったんですけど、それを払拭するような感じでこういう風な楽しいお祭りが増えれば良いかなと思います」

(担ぎ手)「生まれてからずっと佐賀関で、こういう火事の経験をしたこともなかったので、地元住民の笑顔が戻れるような気持ちで担いでました」

大規模火災の発生から5か月。地域の住民は、勇壮に練り歩く神輿に復興への願いを込めていました。