「無我夢中だった」緊迫の6時間
火災発生直後から、「大翔会」のスタッフは福祉車両による支援活動を開始した。福祉車両5台を使い、消火活動が行われるすぐそばで「バスが出ていますよ!乗りますか」と大きな声で呼びかけ、住民を約1キロ先の佐賀関市民センターに開設された避難所まで運んだ。
車両での往復を繰り返し、車いす利用者を含む約30人を安全な場所へと導いた。活動が終了したのは深夜24時すぎ。6時間に及ぶ救出劇だった。
宿利施設長は「とにかく無我夢中でした。自分たちの身の安全も守らないといけないし、搬送している方が無事に避難できるか、その後どういった状況になるかなど、さまざまなことを考えながら行動していました」と語る。
火災の延焼は想像以上に速く、強い危機感を持って対応せざるを得なかったという。施設利用者の安否を確認しながらも、地域住民の避難支援にも力を注いだ。

福祉車両で避難した住民からは、「自分では長い距離を歩けないので助かった」と感謝の声が相次いだ。



















