暫定税率の廃止に向けて、政府の補助金が11月13日から段階的に増額されます。利用者からは歓迎の声が上がる一方、業界は在庫分の損失など急激な価格変動にとまどいをみせています。

ガソリン税の暫定税率は年末廃止の方針

資源エネルギー庁によりますと、17日時点の大分県内のレギュラーガソリン価格は1リットルあたり173.4円で、前の週より4.1円下がっています。ハイオクは184.2円、軽油は152.5円で、いずれも4.3円の値下がりとなっています。

価格の下落は、政府の補助金が11月13日から5円増額されたことが要因とみられています。

(給油に訪れた人)「毎日使っているので助かります」「大分の人はだいたい車を一人一台持っているので、安くなるのはうれしい」「家計が助かるのでありがたいです」

ガソリン税の暫定税率は1リットルあたり25.1円課されています。政府は年末の廃止に向けて、急激な価格変動を抑えるため、段階的に補助金を増額しています。