レンタカー業界でも対応進む

大分県内では去年、外免切替の車やバイクの免許交付数は512件で、年々増加しています。県警ではホームページで多言語での注意喚起の動画を配信。また、外免切替の知識確認の問題は英語やベトナム語、タガログ語など21言語に対応しています。

大分県警運転免許課 清松昇次席:
「外免切り替えの厳格化で試験は厳しくはなっていますが、交通事故や違反を起こさないように日本の交通ルールを守って安全運転してほしい」

日本の免許を取得するハードルは上がる一方、外国人旅行者や滞在者の運転ニーズは年々高まっています。

別府市にあるニコニコレンタカーでは、全体の契約のうち1割から2割程度が外国人といいます。交通事故や違反といったトラブルを避けるため、日本の運転免許証を持ち、日本語での意思疎通が可能な場合のみ貸し出しています。

ニコニコレンタカー 小坪裕樹さん:「これは出発前契約書です。日本語の理解力がないとお受けしません。運転技術も知識も日本のルールに沿っているので、外国人に貸しても問題ないと思っています。日本の方、外国の方関係なく楽しんで別府を観光して帰ってほしいです」

交通事故や違反の増加を背景に厳格化された外免切替。日本の道路を走るすべてのドライバーが安心して運転できるよう、制度改正の効果が期待されます。